今月のカレンダーは、そのロシアで行われるマースレニツァ祭を描きました。
せっかくなので、カレンダーに書ききれなかったお話をすこしばかり。
この時期ロシアでは春を迎えるマースレニツァ祭が行われます。
たくさん食べてたくさん飲んで、歌って踊って。
その後は40日間、うってかわって食事制限。
そうして春の復活祭を迎えるのだとか。
そのマースレニツァ祭ではブリヌイという、ロシア風クレープがごちそうとされていて
丸い形は太陽を象徴しているそう。
お祭りでは最後の日を『赦しの日』とし、悪い事をしてゴメンナサイと謝り、水に流す・・・ではなく、
カカシを燃やして、おしまい。
冬の終わり=カカシ、春の始まり=太陽、がそれぞれシンボルというわけですな〜。
カレンダーに、『いただく前にウォッカをショットグラスで飲み干すのが流儀』と書きましたが
これはこのお祭りやブリヌイに限ったことではなく、
ウォッカは食事の前に、よく冷やしたものをショットグラスに注いで一気に飲み干すもの!だそう。
食事しながらチビチビ飲むわけでも、瓶からラッパ飲みするわけでもない、と。
・・・調べるまで、完全に後者のイメージでした(笑)。
ただ、最近の若い人にはウォッカのような強いお酒ではなく、
ワインやシャンパンが好まれているのだとか。
ちょっと前に『若者のお酒離れ』なんて見かけましたが、
これ日本人だけじゃないないのかもですね〜。
先月のカレンダーはお屠蘇を描きましたが
今は本来の薬酒ではなく、普通のお酒が一般的に。
『お屠蘇をいただく』ってこと自体、ウチもそうですがまわりでもあまり見かけないように
ロシアでのマースレニツァ祭も、本来のものより現在はずっと簡略化しているかもですね。
調べていくと復活祭まで厳密にはいろんな決まりがあるみたいで、
使う食材を制限したり〜調理法の制限したり〜断食の日なんかもあるそう。
このへんは、もともとのテーマであった『ウォッカ』から
どんどん離れていったので、このあたりで(笑)。
また思いついたように、カレンダーの小話でも書ければ。